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Oct 21, 2004

椎名誠「春画」

4087745104.09.MZZZZZZZ義父母から椎名誠の写真展に行った話を聞いた。不意に「岳物語」の続きが気になりだして、椎名誠の「春画」を読んだ。しかし、あっけらかんとした明るい家族はもうそこにはおらず、時の移ろいをつづった私小説になっていた。母親や友人、愛犬の死、海外で離れて暮らす息子や娘、日常的な会話も無くなった妻。家族は一時期同じ方向に向かって流れているが、時とともに別の方向へ流れて行くものなのか。そしてそれは仕方の無い事なのだろうか。今家族とともに生きる事に一生懸命になっている自分にとっては、将来の事をいろいろ考えるきっかけになってしまった。出張帰りの新幹線の中で読んだので、疲労感がそういう気持ちにさせたのか。

でも家族というのはね、海の波みたいに同じ方向に進んでいっても、必ずいつかそれぞれの自分の流れを見つけて別々に進んでいくのです。色んな海流と出会って、あるいはいろんな海流につかまって、それぞれの流れの中に向かって行くんです。(「海流」より)

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Comments

そういえば。
「岳物語」読みました。
私にはとうていできない子育て風景でしたが
単純におもしろかったです。
あんなにのびのび生きられたらよいね。
親子ともども強いな、と思いました。
続編はちょっとかなしそうな雰囲気ですね。
きびしい現実を目の当たりにしそうで読みたいような読みたくないような・・・
そのうち借りて読んでみます。
本の趣味が少し似ているところがあるので書評いつも楽しんでます(^^)
図書館で借りるので新作はなかなか読めないんだけどね~・・・

Posted by: いちごママ | Oct 23, 2004 at 06:17 AM

いちごママさん、コメントありがとう。
最近の私は、読む本が偏っていけません。
安心て読める作家ばかり選んでしまいます。
学生時代は乱読が楽しかったのですが。
もうパワーが無くなってしまった?
今度はドキュメンタリーとかも読もうかなと。

Posted by: やすなり | Oct 23, 2004 at 09:41 AM

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Tracked on Dec 28, 2004 at 12:28 AM

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