宮部みゆき「理由」
ドラマがあるというのを知って読みかけの本を思い出し、
慌てて読み直したのがこの本です。
宮部みゆきの理由。
21章からなる長編で様々な人物に対するインタビューが語られます。
その中で事件はなぜ起こったか、殺されたのは誰で、
いったい誰が殺人者であったのかが次第に明らかに。
最初はその登場人物の多さに困惑し、
話の先がいっこうに見えず、
読むのさえ退屈になりましたが、
点と点が繋がり始めると面白くて
読むスピードもだんだん速くなりました。
前に読んだ本は「長い長い殺人」でしたが、
どちらも視点が面白いのです。
前回の語り部はサイフ!で
今回はインタビュアーが淡々と事実だけを語る。
宮部みゆきの本は毎回違った楽しみがあって良いです。
この人、ホント頭いいんだろうなあ。
ひとつ難を言えば、なんで殺人なんてしたのか
本当の「理由」がよく分かりませんでした。
で、次は録画したドラマの方も見てみようかな。
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Comments
やっとこさ、ドラマの方見ました。
ややこしい話をいっそうややこしくしていて駄目。
見なけりゃ良かった。
オリジナルの映画は良いのだろうけど。
出演者の数は凄いです。
Posted by: やすなり | Nov 27, 2005 09:31 PM