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Jun 15, 2007

沢木耕太郎「深夜特急」

高校生の頃、カッサンドルのポスターが好きでした。
直線と曲線の組み合わせ、アンティークな雰囲気。
中でも客船のポスターがお気に入りで部屋にも貼ったりして。
今思えば、それがきっかけで船に興味を持ったのかも。
当時、この本を手に取ったのもその表紙に惹かれたからです。

Midnight Exp

インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く。ある日そう思い立った26歳の<私>は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。

当時、夢中で読みふけりました。
作者がバスで香港、マレー半島、インド、テヘランと
ユーラシア大陸を西へ西へ旅するのに
自分自身を重ねて興奮しながら。
見たことも無い異国の地に憧れて。
でもヨーロッパでその旅が終わってしまうのが
分かっているだけにシリーズ最後の巻を
どうしても読むことが出来ませんでした。

そして十数年。
ふとしたきっかけでその最終巻を読むことに。
モナコ、ニース、パリ、ロンドン。
改めて読み直す深夜特急は、
今度は自分も訪れたこともある街が登場し、
とても身近に感じ、本の旅を楽しむことが出来ました。
長い旅の終わりに選んだ西の果て、
ポルトガルという国にも興味がわいてきました。

単行本のあとがきに対談が納められていますが、
作者と井上陽水は親交があったのですね。
同名のドキュメンタリードラマでも使われていた
積み荷のない船」という曲も良いです。

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Comments

なつかしいですね。
子供の時に親にすすめられて読みました。
おもしろいよね。
ひさしぶりに読みたくなったので今度図書館で借りてみます。

Posted by: ともり | Jun 20, 2007 at 09:37 PM

追伸
6巻まで出ていたのね。
知らなかった・・・
私は確か3巻までしか読んでいなかったと思います。
1からまとめて読みかえして6まで読むことにするわ~。

Posted by: ともり | Jun 20, 2007 at 09:42 PM

ともりさん>
いつもコメントありがとう。
確か、新書は3冊ですが、単行本は6巻まであります。
高校生の頃はこんな旅に非常に憧れていました。
今は風呂なしの宿なんて嫌だけど。
正直、後半、テンションが下がってくるのが残念。
でも、ロンドンでの最後のオチはぜひ読んでみて下さい。

Posted by: やすなり | Jun 20, 2007 at 09:58 PM

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