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Mar 29, 2008

宮本輝「ここに地終わり海始まる」

最近のものを除けば、
宮本輝の本は大概、読んでいるような気がします。
でもなぜかこの本だけは読みかけのままでした。

Kokoni Chiowari

18年間の療養生活を終えた志穂子は24歳を迎えるまえの日に、生まれて初めて電車に乗った。病状に奇蹟をもたらすきっかけとなった1枚の絵葉書の差出人、梶井克也に会うためだった。しかし志穂子は、その人物にまったく心当たりがないのだった。──そんな人が、なぜ、私に絵葉書などくれたのだろう?

物語はロカ岬で投函された絵はがきから始まります。
ロカ岬はユーラシア大陸の最西端の岬。
ここにある石碑に書かれているのが、
カモンイスの叙事詩の一節で「ここに地終わり海始まる」。

主役は女性ですが、
男女問わず登場人物全ての心理描写が良いです。
みんなが幾度も人生の谷に落ちて、そして再生していく。
それがこのタイトルになっているのでしょう。

物語の中で手紙がよく出てきます。
あらためて手紙は良いものだと感じました。
私もロカ岬から投函すれば良かったかな。

P1060656

P1060663

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