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Jul 08, 2011

伊坂幸太郎「魔王」

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政治家の映るテレビ画面の前で目を充血させ、必死に念を送る兄。山の中で一日中、呼吸だけを感じながら鳥の出現を待つ弟。人々の心をわし掴みにする若き政治家が、日本に選択を迫る時、長い考察の果てに、兄は答えを導き出し、弟の直観と呼応する。ひたひたと忍び寄る不穏と、青空を見上げる清々しさが共存する、圧倒的エンターテインメント。

前半の「魔王」は、兄の視点で。
考えろ考えろ、マクガイバー。
後半の「呼吸」は、弟の妻の視点で。
消灯ですよー。
基本的には、大に対して小がどう挑むのか、というお話。

兄弟それぞれの超能力?はさておき、
伊坂作品らしく、たくさんの種まきがあるのに
最後の最後にどうやって刈り取るのか
楽しみに読み進めていくと、
そのまま終わってしまいました・・・

マスターが怪しかったけど、その正体は?
兄ちゃんが力を使うと苦しい目に合うのはマスターと関係あり?
ムッソリーニ犬養は、なんか知ってるの?その後は?
結局、魔王って誰なんだ?
弟くんはお金でクラレッタのスカートを直すことが出来たのか?

でもでも、この小説は上手く言えないけど面白い。
エンターテイメント性の高い他の伊坂作品とは異なる。

俺を信じるな、考えろ。
そして、
考えろ、マクガイバー。

続編のような作品「モダンタイムス」があるらしいので
文庫化されたら読んでみたいと思います。

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Comments

伊坂幸太郎作品にしては中途半端なラストでしたね。
「え?これでおわり?」と思わずつぶやいてしまいました。
でも、題材はおもしろくて、楽しめました(^^)

Posted by: ともり | Sep 08, 2011 at 08:34 PM

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