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Jul 27, 2011

佐藤多佳子「聖夜」

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今年度の青少年読書感想文コンクールの課題図書。
中学生向け。

17歳から18歳になる孤高な青年の物語。
幼い頃に自分を捨てた母へのわだかまり。
聖職者として素晴らしい人間で在り続ける父への反発。

オルガン部の後輩、天野をみて、
オルガンを弾く喜びを知る。
松葉杖で歩道橋を登るじいさんの挑戦に感銘を受け、
初めて音楽に感情をぶつける。
美人の後輩、青木から告白され、異性を意識する。
ふとしたイタズラから親しくなった深井との友情。
祖母から聞くおじいさんの話。
明るく悪さをする。人を傷つけないように。
いろんなことを経験して、少年は変わっていく。

楽器を奏でることが出来る、ということはいいですね。
この本を読むと憧れます。
欧州の大聖堂でパイプオルガンを見たことがありますが、
どんな音色なんだろう。
主役の青年が挑むメシアンの曲を聞いてみましたが、
こんな難解な曲だったとは。

話はそれますが、
ELPとかスティーリー・ダンが出てきて、
自分の青春時代を思い出しました。
久し振りに聞いてみよう。

この夏休みにえいすけが読む予定で購入。
大人の私が楽しめた分、ちょっと難しいかも。
たまには、えいすけのピアノが聞きたいなあ。

十七歳の俺はどこか歪んでいる。神に捧げるはずのオルガンの音は、光よりは闇のように、父を裏切って去った母に繋がっていく。

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