書籍・雑誌

Jul 17, 2017

和田竜「村上海賊の娘」

Murakamikaizoku

大坂本願寺、木津川口の戦いを描いた長編。
村上水軍、村上武吉の娘が主役だが、
その娘以外が史実に基づいている所に面白さがある。

しまなみを訪れることは多いのだが、
長編を読み終えて、改めて訪問。

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大山祇神社。
大三島、村上海賊の信仰の集める。
三島神社や大山祇神社の総本社。

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村上水軍博物館。
大島、能島村上家の品々を展示。

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村上海賊の娘の石碑も。

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階上のテラスからは、能島海城跡が見えます。

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Jun 10, 2017

湊かなえ「リバース」



この小説は、
与えられた最後の一行から始め、
リバースして書いたそうです。
それだけに、最後の最後に驚きます。
シンプルで良くできた話だとおもったのですが、
映像化されたドラマを見ると、
なんだか無理やり連続ドラマに延ばした感あり、
原作にはない登場人物や話があって複雑です。
ドラマの最終回は、原作の続きだそうで、
それはそれで気になります。

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Apr 28, 2017

山下柚実「広島大学は世界トップ100に入れるのか」

Hiroshimau

大学トップ100に入るために指標を導入するそうだ。
世界で100以内の大学を数値化したものが、
独自のモニタリング指標A-KPI。

目標達成型重要業績指標(広島大学)

世界top100の大学として備えているべき数値を10年後の目標値に設定し、それをポイント化する、という概念を考案するに至りました。

へぇー、最近の大学も変わったねぇ、と思って斜め読みしていた。

先日の日経新聞を読んでいると、どうやら本気らしい。

世界大学ランキングでの順位向上を目指し、広島大が導入した教員の個人業績指標が注目を集めている。トップ100校入りに必要な5つの要素ごとに、一人ひとりの目標達成度を数値で表して「見える化」した。日本の大学の国際順位が低迷する中、画期的な取り組みと評価する声がある一方、教員の戸惑いや反発は強く、現場に浸透するかどうかは見通せない。(2017/4/26付日本経済新聞 朝刊)

現状の平均は440ポイントだが、
各教員に、2023年度までに1000ポイントの達成を求めているらしい。
国際論文の提出数や留学生の受け入れなどでポイントが決まるが、
文系など、学部によっては対応が難しいだろうに。
先生も大変ですね。

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Jan 29, 2017

田村潤「キリンビール高知支店の奇跡」



絶対王者だったキリンビールが
スーパードライでアサヒに負け始めていた頃、
著者の高知支店での営業が始まる。
そこから、キリンの復活がなされるのですが、
実は、殿様商売の社内との戦いが主な話です。
必殺技がある訳ではなく、
数で稼ぐ地道な営業の繰り返し。
内勤女性の営業参加など、
参考にしたいアイデアもありました。

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Jan 21, 2017

原晋「フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉」



今年の箱根駅伝も青学が強かった。
原監督に興味が湧いて著作を読んでみました。

営業時代のノウハウを陸上に活かして
学生を指導している。
どちらかというと、ビジネス本でした。

当たり前のことばかり書かれていますが、
3連覇だと、全て説得力があります。

目標管理とキャッチコピー
というのはいいかもと思いました。

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Aug 02, 2016

門井慶喜「家康、江戸を建てる」



家康が江戸という町を作ったお話。
まるで時代劇の中のプロジェクトX。
最初は、治水の話。
大きな川の流れを変えて、湿地帯を人の住む土地に。
次は、造幣の話。
通貨を制するものは世を制す。
3番目は、上水の話。
町に住む人々のために清らかな水を江戸に引き込む。
その次は、江戸城の石垣の話。
大きな大きな石をどうやって積み上げるのか。
最後は、天守閣の話。
泰平の世に天守は必要か。何故白い壁なのか。
とても読みやすい文章でした。
この本を読んで、
東京の町を歩くのがとても楽しくなりました。

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Feb 01, 2016

河合敦「岩崎弥太郎と三菱四代」

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岩崎弥太郎は、
大河ドラマ龍馬伝で有名になった?
土佐出身の実業家。
海運業に従事し、三菱商会を設立。
反三菱派が作った共同運輸会社と
運賃争いを繰り広げる。

弥太郎の弟、二代目の弥之助は、
両社を合併して日本郵船を作る。
銀行、倉庫、地所、造船を興す。

弥太郎の息子、三代目の久弥、
弥之助の息子、四代目の小弥太は、
三菱をさらに巨大にしていく。

著者曰く、
豪傑な弥太郎でこそ、
混沌とした時代に海運王国を作ることができ、
温厚な弥之助でこそ、
藩閥政府と協調的な発展を遂げ、
大人的な久弥でこそ、
産業革命や大戦景気の波に乗って大発展し、
猛烈な小弥太でこそ、
大戦後の恐慌、戦争による厳しい時代を勝ち残れた。
歴代の社長の性格が面白く、
その順序が時代とマッチしていた。

国あっての三菱、とはいうが、
逆もいえるかもしれない。
今の時代でもそうだろう。

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Jan 16, 2016

鳥原隆志「いまから、君が社長をしなさい。」

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この本では、社長に代わって
経営上の問題を解いていきます。
例えば、
大変です、異物が混入したかもしれません、
と報告があった場合、どう決断すべきか。
退職者が増えているときは、
給与では引き止められない、
では、どうするべきなのか、何が問題なのか。

中でも、うーんと考えたのは、以下のふたつ。
経費削減は目的ではない、
では何が本当の目的なのか。
利益を出すことでもない。
利益は、顧客の満足を満たした
対価として出てくる結果。
効率の悪い経費を削減して、
顧客の満足を満たすのに
効果的なところに資源を移す。

経営状態が悪い中で、
今まで通り寄付を続けるべきか。
なぜ、社会貢献が必要なのか。
会社は顧客に認められるだけでは存在できない。

最後は、ドラマ仕立てでほろっと。

ほかにも色々とインバスケットの本がある。
インバスケットとは、管理職の机の上の受信箱。
未処理案件を入れる箱。
現在、数冊、並行して読んでいます。

インバスケットの本棚

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Dec 07, 2015

伊坂幸太郎「マリアビートル」

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グラスホッパーの続編。
出てくる個性豊かな殺し屋たち。
舞台は、東京発盛岡行きの東北新幹線の中。

元殺し屋の木村は、
王子に復讐するために新幹線に乗る。
怒ってるなんて言葉じゃ足りねえんだよ。

そして、悪魔のような中学生の王子は、
新幹線の中で待ち構える。
どうしてこんなに思い通りになるんだろうね。
人生って甘いね。

蜜柑と檸檬は、
トランクと根岸の息子を盛岡まで運ぶ。
俺はドナルド、そいつがダグラス。

そして、七尾はトランクを奪い取る。
世の中に簡単な仕事なんてないんじゃないかな。

そして、グラスホッパーの
鈴木もアサガオもスズメバチも出てきます。

次第に交錯していく殺し屋たちが気になる。
とにかく、会話が楽しい。
特に、機関車トーマス好きの檸檬が愛おしい。
トーマスのキャラの比喩、全部分かる、分かる。

やっぱり、伊坂作品は面白い、
とあらためて思った。

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Aug 13, 2015

伊坂幸太郎「ジャイロスコープ」

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多分、伊坂幸太郎初めての短編集ではなかろうか。
表題からして、なにか軸が通っているのか、
と思いながら読み進めたが、そうではなく、
最後にまとめ的な話が付け加えられた感じ。
浜田青年ホントスカ、ギア、二月下旬から三月上旬、
if、一人では無理がある、彗星さんたち、
後ろの声がうるさい、と7編の作品が並ぶが、
何と言っても最初の話が面白い。
どうして人を殺したらいけないのか?
の答えがここにあるが、そんな難しい作品ではない。
筆者の話では、短編は、起承転結があって、
伏線とその回収、変わった登場人物、楽しい会話、
面白い仕掛け、驚きのある展開を用意する、そうだ。

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